在庫マッチング事業について
メーカーから消費者に至るまでの流通の中で、毎年22兆円(法人企業統計等より推計)もの在庫が廃棄処分になっているというデータがあります。
その「在庫問題」の解決に取り組んでいるのが、わたしたちマッチングワールドです。
「不良在庫」という言い方がありますが、元々は「S級‧A級」の売れ筋商品です。
行列ができるような商品や、仕入れたらすぐに売り切れになってしまうような供給過小な商品。
これら商品に対して、「これは売れてる!もっと作らなきゃ(メーカー)」「もっと仕入れなきゃ(卸、小売)」と、現場では、どんどん商品が流通するようになります。
それが続き、どこかのタイミングで需給バランスが逆転し、供給過多に切り替わった時には、それらの商品はなにをしても売れず「不良在庫」と呼ばれるようになります。
しかし、その需給バランスは、実は局地的であることが多いのです。
東京ではもう過多になってしまったが、福岡ではまだまだ商品が足りない、というようなことは頻繁に起こっています。
しかし、従来は不良在庫が発生した場合には、既存の流通網の中でしか「この在庫を買ってもらえないか?」という依頼を掛けることができませんでした。
しかし既存の流通網では、同じようなエリアの中にあるので、どこに⾏っても買い取ってもらえないという負のループに入ってしまうのです。
そして、現金化できない不良在庫は、最終的にバッタ屋に二束三文で買い取ってもらったり、除却処分をすることになります。
もし、これが「まったく違うエリア」に商品案内をすることができたら。。。
そのS級‧A級商品は、売れていく可能性が高いのです。
マッチングワールドは、在庫の独自プラットフォームであるM-マッチングシステムを用いて、日本国内の在庫を購入してくれるバイヤーに商品案内ができます。
この時に、ただシステムに商品を掲載すれば売れる訳ではなく、人の手が介在した方がマッチングする可能性が高くなります。
私たちのキャッチフレーズは「必要在庫」と「過剰在庫」をITと人で結ぶです。
ITだけにまかせない「おせっかいなマッチング会社」、それがマッチングワールド。
「そんなことをしていたら儲からないでしょう」とよくご質問をされますが、面倒だから他社が出来ないこと。
それこそが我々の強みでもあります。
私たちは、今後も日本の在庫問題の解決に力を尽くして参ります。